その折、いろんな人と話しながら、お互いにそれぞれ年を取ったなあ感じました。それもその筈、2年に一度のもとゆに会「関西支部の集い」も回を重ね今年9回目となるわけですから、その間、年老いるのも当然です。
よく人生は春で始まり、冬で終わると思われがちです。だから我々も人生の冬の時代を迎えていると考えるかもしれませんが、それは間違いです。
東洋の伝統的な思想では、人生を春夏秋冬の四季にたとえて、先ず、少年時代を玄(くろ)い冬、「玄(げん)冬(とう)」と呼び、冬を象徴する動物は亀(玄(げん)武(ぶ))です。少年時代は亀のように一歩一歩地べたを這って力を蓄えるときです。やがて春となり「青春」です。春を象徴する動物は青い龍(青(せい)龍(りょう))です。青春時代は龍のように雲を得て天に昇り、飛躍し社会的にも存在感を発揮します。次に夏、「朱(しゅ)夏(か)」になります。夏を象徴する動物は赤い雀(朱雀(すざく))です。中年時代は雀のように群れて動き回り、大いに活躍するときです。そして60歳を過ぎると実りの秋を迎える「白(はく)秋(しゅう)」です。秋を象徴する動物は虎(白(びゃ)虎(っこ))です。虎は雀のように群れることも飛び回ることもありません。この時代は淡々とした気分で人生の実りの秋を楽しみ、世間に怯えることなく生きていけるのです。
そう考えると、人生の最終章は冬の時代ではなく、実りの秋です。我々は、今こそ人生の実りを大いに楽しみ、味わうべきだと思います。 |